本に書かれた言葉が勝手に遊び始めたら?
ひらがなって、棒を一本加えたり、横にしてみたり、ひっくり返してみたりすると、別のひらがなになったりして、大人でも結構楽しめるのですから、子どもだけのせかいではありません。
でも、自分も小さいころ、ひらがな遊びをしながら、いくつもの言葉を覚え、ひらがなに親しみを持ち…、育ってきたことを感じます。
さて、この本に書かれた詩の中の文字が飛び出して自分のことを主張しあったり、犬に呑みこまれたひらがなが団結して外に飛び出したり、最後には懐かしい「へのへのもへじ」が文字を替えると笑ったり怒ったり。
とても楽しい本です。
子どもにとってはとても楽しくてためになる本。
大人にとっては、このくらいのウィットを持って、子どもたちと接したいと思わせる参考書。
なんでも、今年の夏の課題図書だそうです。