かいわれがサムライになっています。りりしいけど、かわいい。さむらいだから正義の心をもっています。でも、所詮はかいわれ。そんなかいわれざむらいが楽しいお話を展開するんです。強いばかりよりも、ちょっとお茶目なところがあったほうが、読んでる側も楽しいですよね。
かいわれだけでなく、いろんなお野菜が時代劇に登場しているかのよう。だいこんひめがいなくなってしまったことに、みんなが悲しんでいるようすなどは、悲しい場面ですが、そのかわいさに見入ってしまいます。
文章が端的で、リズミカルに読めます。練習して読めばおもしろさもひきたつはずです。読み聞かせにもいいですね。
野菜が苦手な子にも、野菜がいっぱい登場して大活躍するこの本はきっと気に入ってもらえると思います。