思った夢がかなうというゆめわたげが手に入ったら、自分は何を願うでしょう。
そんなことを考えながら読みました。
自分の夢を思いつかないウサギくんは、友だちだったら何を願うか聞いて回ります。
3人の友だちに聞いて回って、その夢がかなえばいいなぁと願います。
そして、人の夢をかなえるために、ゆめわたげを使ってしまってはっと気づくのです。
自分自身の夢は何だったのだろう。
これだけの友だち思いで、自分のことを後にするウサギくんを素晴らしいと思います。
でも、その優しさは、自分に返ってくるのですね。
意味深い絵本です。
余談ですが、ウサギくんの長いリボンが気になって仕方ありません。
何かに縛られているように思えてしまうのですが、どうしてでしょう。