クリスマス近い雪の日の一日のおはなしでした。
主人公が犬のトニーなのか、人間の男の子(4,5歳)のルイ君なのか、微妙に定まらないので、読み手の子どもの主観がどっちへ行くのかなぁと、思いながら読みました。
最終的にいちどついてきた犬のトニーが、最後には元の飼い主のところに戻るのも、《?》という感じでした。
街並みもクリスマスの雰囲気も、ルイ君自身も犬のトニーも可愛くていい感じだったので、この二人(一人と一匹)の物語の交差の部分だけが引っ掛かってしまいました。
が、あまり深く考えないで、楽しい雪の日の一日というお話だと思えば楽しいと思います。