邦訳は石井桃子さんです。第1版が1979年とあります。やっぱり時代を感じる内容でした。古き良き海外の児童書という感じがしました。
題名の通り、こぎつねのルーファスが冒険する話のなのですが、「冒険」そのものはあまり大げさなものではありませんでした。むしろ、小動物が森で生きていくために必要な日常的冒険談になっています。
石井さんの訳なので、とても読みやすかったです。
こういう話こそ、本当は小学生たちに読んで欲しいのですが、最近の小学生は、いかにも「物語です」っていう児童書にはあまり手を触れてくれないので、今どきの楽しい本に混じらせて、少しづつ子どもたちに攻めています。
可愛い動物が好きなこそさんには、うってつけのお話です。
ちょっとぴり勇気が必要なお子さんにもぜひ、読んでもらいたいです。