ミキハウスの宮沢賢治シリーズは、どれもその世界観を見事に表現され、難解な物語をわかりやすく届けてくれるので、子どもたちに自信を持って手渡すことができます。
この双子の星も、私にとっては難しいお話でしたが、平澤朋子さんの描かれる絵が素晴らしく、こんなお話だったんだ!と改めて深く味わえ楽しめました。
空と海の彼方に吸い込まれるような、綺麗な絵。チュンセ童子とボウシ童子の愛らしさ。星めぐりの歌が聞こえてきそうだなぁと思っていたら、最後に楽譜まで!
学生の頃、理解に苦しんだ賢治作品だったのですが、改めて楽しむことができて、とても嬉しいです。
また新たな作品に出会えることを楽しみにしています。