なんじゃもんじゃはかせとゾウアザラシがお弁当を食べようとしたら、変な木やら、大きなエビやら、ジャガイモのオバケやら、ブタのはなやらが「おべんとうだ、おべんとうだ」とやって来て、お弁当を欲しがります。でもその度にはかせは、お弁当の中からエビフライやコロッケやとんかつを出して撃退し、お弁当を守り抜くのです。
長新太さんお得意のへんてこりんなお話ですが、我が家は全員大好きで、げらげら笑いながら読んでいます。
出てくる化け物たちが、「オイオイこんな化け物でいいのか?」というような普通の作家では決して描かないものたちですが、そこがツボにはまって良いんですよね〜。大きなブタの鼻に足がついただけなんて、そんなシンプルなオバケ、他の本ではお目にかかれないでしょう。本当に長新太さんて凄い絵本作家です。
我が家にあるのは、フリーマーケットで見つけたペーパーバックのこどものとも(1993年発行)ですが、ハードカバー版で出ているのでしょうか。