いっぽんのき」 ヒラP21さんの声

いっぽんのき 作:塩野 米松
絵:松本 春野
出版社:農山漁村文化協会(農文協)
税込価格:\1,650
発行日:2025年06月16日
ISBN:9784540241208
評価スコア 4
評価ランキング 33,745
みんなの声 総数 1
  • この絵本のレビューを書く
  • 一本の木が見てきたもの

    都会の中で、ビルに囲まれながら、それでも高く見上げるような一本の木は、何をみてきたのでしょうか。
    どこか土の匂いのするような塩野米松さんの文と、それを幻想的な絵で包みこんだ松本春野の絵が醸し出す世界は、殺風景とも言えるビル街の中に、郷愁の風を吹かせてくれました。
    かつては木々に囲まれ、いろんな動物たちが棲息していたことを想像すると、一本の木が緑空間への道標のような気がしてくるのです。
    次第に都市化されてきた場所に、まだ蝉がいるということが、一本の木が語りたいことを代弁しているように思いました。
    確かにそんな木に出会うことがあります。
    いつまでもそこで元気にいて欲しい木です。
    その木がなくなったら、思い出はまた遠ざかってしまうような気がします。

    投稿日:2025/10/22

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「いっぽんのき」のみんなの声を見る

「いっぽんのき」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本



ねこねこ日本史シリーズ 累計190万部突破 日本一かわいくて学べる歴史マンガ

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット