漢字にふりがながふっていない字があるので、一人で読むには中学年ぐらいでしょうか。
最初は、ねこがお嫁さんや赤ちゃんに愛情をとられてやきもちをやくお話なのかなあと思っていたのですが、それだけではありませんでした。
前半と後半ががらっと変わります。後半はハラハラドキドキとしました。
読み終わってこの話は、ひょっとして実話ではないかと思いました。
実話的な力強さを感じたからです。あとがきを読んで、そのとおりだとわかり驚きました。
作者はオランダ人ではないようですが、オランダの町並み、風景、文化などについて触れることができました。
絵がとても繊細で美しいと思います。
猫って愛情深い生き物なのかなあと思いました。
オランダ物というと、今度からこの本を思い出しそうです。