『A LION IN THE MEADOW』が原題。
私の大好きなマーガレット・マーヒーのデビュー作のようです。
チム少年が、原っぱにライオンがいるとお母さんに告げますが、
お母さんは赤ちゃんの世話で忙しく、そんなはずない、と一蹴するのですね。
でも、描かれているのは、本当にいるライオン!?
もちろん、マーヒーお得意の空想の世界でしょうか。
お母さんも、一蹴している割には、マッチ箱からドラゴンだの便乗し、
いい塩梅に相手しているのが素晴らしいと思います。
ライオンもドラゴンも、付かず離れず、チムに寄り添っているようです。
さりげなく描かれた日常のスケッチからは、
日頃絵本を読んでもらっている様子もあり、
だからこその展開ですね。
幼稚園児くらいから、チムの世界を一緒に楽しんでほしいです。