「長靴下のピッピ」で知られるリンドグレーンの作品です。リンドグレーンの作品はたくさんありますが、そのなかでもエーミルは特にお気に入り。可愛いいたずらっ子のエーミルのキャラクターと、おもしろいいたずらと、スウェーデンの農村の様子があたたかく描かれていて、お話の世界に引き込まれます。
いたずらをすると、お父さんにお仕置きとして作業小屋に閉じ込められるエーミル。でもエーミルは全然平気です。そして妹の小さいイーダも、作業小屋に閉じ込められてみたいと思うのですが、いたずらってどうやったらできるの??と悩みます。
いたずらをしようと思ってするんじゃない、やることがいたずらになってしまうんだとエーミルに教えてもらいます。そのことを身をもって学んだイーダのいたずらとは??イーダは果たして作業小屋に閉じ込めてもらえるのでしょうか。
こども心を見事に描いた、あたたかい作品です。