表紙絵と折り返しのあらすじに惹かれ、借りました。
なにこの作者。うまいっっ。
端的な言葉でピシッと子どもの気持ちを言い当ててあります。娘なんか、引越しから始まったため、すぐ堕ちました。
引越しさん、片親さん、いらっしゃい。ガーデニング好きさん、動物好きさん、おばあちゃんが残した花の庭の片隅で、黒ねこが紅茶専門店なんてしてたらどうします?
大人も子どもも楽しいですよ。
読んでいてホッとする物語です。不思議ばかりでなく、ちゃんと生活とも絡んでいます。
行きて帰りしでもなく、はなから異世界でもなく、現実と繋がった、いかにも出遭いそうな小さなファンタジーです。こういうの好き。