学校などの読み聞かせにも向く大きな絵の繰り返し絵本です。
名作調の絵ですが喜劇。
おふろから出て来ない王様にどんな手法を?とページを繰ったら、王様のさも愉快そうな顔。
王侯貴族の困った顔に対比するかのごとく清々しいまでにはしゃぐ王様が繰り返され、最後のオチに「そりゃそうやね」と納得させられました。
絵がおもしろくて気付かなかった……。そりゃそうよね。
お風呂で遊ぶ、夏に水風呂で遊ぶ子供には、王様の楽しい気分がわかるのではないでしょうか。
とにかく各表情がおもしろく、私は王妃に注目して読みました。
図書館では閉架に入ってしまっていますが、これはおもしろい。
かなり人を食った絵本です。(笑いの)名作っ。