草原の真ん中にあるポスト。
そこに手紙を入れると天国にいる人に手紙が届くのです。
でも自分のおじいちゃんとおばあちゃんにも書いてみるのですが
なかなか返事がきません。ポストの様子を見に行って、ぼくは迷ってしまいます。
そこから始まる不思議な物語です。
うちの、子供達は私の母であるおばあちゃんを知りません。
ふと、このお話を読みながら、
こんな風におばあちゃんに会わせてあげたいなあと思いました。
迷い込んだ森の中で、少年は梟の夫婦にスープをご馳走になります。
そのスープの味で梟の夫婦の正体がわかるのですが、
ふと、母の味を私は子供達に残しているかなあと考えてしまいました。
母のことを思いつつ、しんみりと読んでしまいました。
夢があって素敵なお話だと思います。
暗ーい感じですが、けして怖くはなく幻想的な絵も良く
お話に入り込んでしまいました。