植物のつるの動きに着目したコラージュ絵本。
その植物は葛(くず)、案内役は葛のそばによくいるマルカメムシです。
葛のつるはとても成長が早く、1日に50cm〜1mほど伸びることもあるそうで、
びっくりですね。
(繁殖力が強くて、時には害草になることもあるそうです。←思わず葛について調べてしまいました。)
夜、葉を閉じたりする姿を、じっくりと語られると、
この作品のテーマ、「うごく」を実感してしまいます。
そして、冬になると動きを止め、枯葉が虫たちの冬眠の場所となるのですね。
「うごく」がテーマですが、この事象を実感できるほどではない構成なのが残念ですが、
植物の動きに着目した視点は新鮮でした。
子どもたちには、まず「葛」について説明が必要かもしれませんね。