『あらしのよるに』シリーズ最終巻。
嵐の夜に友達になったおおかみのガブとやぎのメイ。普通なら有り得ない組み合わせだけど、会うたびに友情を深めていった二人。でも秘密が仲間にバレ、引き裂かれそうになった二人は、仲間より《秘密の友達》と一緒にいることを選び・・・
仲間たちに追われる二人は、山を越える決心をしたが、吹雪の中で食べるものもなく、寒さでメイは体力を失っていきます。ガブだけでも助かって、と自分を差し出すメイ。メイだけでも助けたい、と仲間たちに向かって行ったガブ。
こんなに切ない結末が待っていようとは思いもしませんでした。二人の強い友情はいつまでも消えないけれど、やっぱり二人仲良く、の結末であってほしかったなぁと思います。
まだ子供たちには読み聞かせていないのですが、どんな反応を示すか、どんな感想を抱くか、楽しみです。