愛知万博で目にしたマンモスの骨、上野の博物館で息子の夏の宿題に付き合った数年前、子どもを通してマンモスに親しみを持ちましたが、この本を見てマンモスが優しいゾウであったことを再認識しました。
恐竜時代、マンモスの時代、人類は自然と闘ってきたのだと思い込んでいた私ですが、実は生活のために、タンパク源をマンモスに求めていたのでした。
それは人類にとって必要な歴史だったのかもしれないのですが、大きな象牙を持ってはいても、草食系で優しいマンモスは犠牲者だったのです。
理屈っぽい解説書ではないので、さらりと大昔について親しみを持てる本だと思います。