このお話にはあらら?あらら?な どんでん返しが何度もあります。
でもよく考えたら 人生ってこんなものですよね。
“じんせいってびっくりつづき”って副題になーるほどと思います。
親は子どもの成長に戸惑い悩む時期もあるけれど
そんな苦労は子どもの気持ちに寄り添って生きてさえいれば
必ず時が解決してくれるものだし
老いてゆく親は子どもに還ってゆき こうやって人生はめぐりめぐってゆくのだということを
サラリと描いた秀作だと思います。
最後のページに描かれた4人の後姿にすごく穏やかなものを感じます。
ザガズーにもまた子どもが出来るかもしれない
そしてまた“びっくりつづき”の人生は繰り返すのだということも
すべて静かに受け入れたような表情に感じるのです。