息子が1歳の時に某絵本原画展で買って読んだ絵本です。
ただ、1歳ではちょっと早かったかな。
それでも、汽車、気球、船が出てくるので、喜んで読んでいましたし、
今もよくもってくる絵本です。
1本の黒い線から始まって、色をつけ、
汽車、気球、船が出てきて、自由に何か描きたいものをかき、
いろいろな想像を膨らませながらお話をつくっていくような展開です。
荒井良二さんの、自由な伸び伸びとしたタッチと、鮮やかな色彩のヘタウマな絵が
どんどん広がっていきます。
途中で嵐があって、黒いペンで家を描いて、みんなで休んだり、、と、
なんていうか、とても自由で伸び伸びとした気持ちになれます。
絵も、既成概念にとらわれず、自分の好きに自由に描いていいんだな、という気持ちにしてくれます。
ストーリーがあって、絵があって、、という普通の絵本ではありませんが、
「絵本」というような既成概念を取っ払ってくれて、
私はとても好きです。
息子にもそう絵を描いて、そして、そう生きて欲しいと思いました。