エルサ・ベスコフの絵の可愛らしさは多くの方のコメントにあるとおりで、私も絵の印象だけでこの本を選んでしまったのですが、ストーリーは釈然としないので、他の方のコメントにあるように、お仕置きじゃなくて手伝って、と言えた小人の子どもの強さに感動を置くべきかと思われます。だって、苔むした家のおじさん、いやだもの、今の時代なら。そう、1930年代なのですよ、この絵本は。ちなみに、子どもは絵がきにいらなかったみたいです。絵は大人女子向けですよ、でも結末はオッサン向けです。ゆえに小人の子どもの一言が重いのでしょう。