1981年出版のかがくのともの復刊本です。
ということで、表題の今=1981年なのですね。
それでも、消防の様子を、江戸時代からさかのぼって比較している
貴重な科学絵本です。
もちろん、江戸時代には消防車は存在しませんから、
火消しの様子、服装、道具など、学ぶことができますね。
延焼を防ぐため、周りの家を壊す、という発想も仰天ですね。
近代化が進んだ明治・大正期の消防も、不思議な道具が満載です。
背景に描かれた庶民の服装や建物の様子なども興味深いです。
ヘリコプター救助など、当時としては、最新救助だったことでしょう。
内容的にはやや高度ですが、
幼稚園児くらいから歴史を体感できると思います。