タイトル&イラストに一目ぼれし、即買いしました。
表紙の親分のするどい目つきとぴょんきちの愛らしい瞳。
なんといってもクモが時代劇の捕物帖風の話の主人公なんですよ。まず見たことないっ!というすごい設定のニューヒーローにワクワク。
ページをめくるとなんとも楽しく細やかなタッチで、虫たちの時代劇ワールドが展開されているじゃありませんかっ!
1ページずつよく見ると、虫たちの特長や雰囲気に合ったキャスティングで話が展開されていき、虫があまり好きじゃなかった私もすっかり夢中。
建物や背景、小物にいたるまでこまこま描かれているのがまた楽しいんです。
息子に内緒で買ってきて一緒に読むと、今まで見たことないユニークさに大喜び。
時代劇風の言葉や絵の新鮮さも加わってか、何度も読まされています。もちろん何度読んでも楽しいですよ。ついつい口調もべらんめえ調になり、テンションもヒートアップしますが。
「かくればね」を始め、いろんな虫を探したり、虫たちの表情やしぐさを比較しては親子で「コレ見て!」と指さしてはケラケラ笑っています。なんともかわいい虫図鑑みたいな絵本です。
とにかく一度本を手に取りめくってみてください。
その魅力にクギヅケになること間違いなしです。
久々に多くの方に読んでいただきたいと思う本に出会い、感想を書いてみました。