読む対象は小学校以上とのことですが、難しいです
正直大人の私でさえも、読み始めて動機がするほど恐怖感が出てきます
でも現実にDV事件は確実に増加している時代にまずは大人が読むことをお勧めします
お話の中ではパパに「怒り鬼」がのり移って暴力をふるうように変貌していくのですが、それまでに様子をうかがう子どもの心が痛々しくもあり、もしかしたら自分にもそういう瞬間があったかもしれないと感じて、ぞっとしました
ここに登場してくる「王様」は救いの神です
行政がその役割を果たさなければ、今の日本では可決が困難でしょう
末尾にカウンセリングの方のお話も掲載されてます
加害者が変わることをあきらめてはいけないと、力強く言われていることが印象に残りました