女性受けしそうな虫の絵本です。
たくさんの虫が登場しますがどれも可愛く描かれ、全く気持ち悪さがないので、虫が苦手の人でも読みやすいんじゃないでしょうか。アリ・クモ・トノサマバッタ・モンシロチョウ・ダンゴムシの特徴が異なる5匹が自分たちのお店を出そうと奮闘するお話しのなかで、虫たちは餌に合った色んな形の口があるという説明や、可愛いテントウ虫が実は肉食なんだと改めて気づかされたり、たくさん虫の絵本読んでいる子にも得られるものがありそうです。うちでは子供と「なんだ〜そうだったのか!!」と声をあげて楽しめました。また、5匹のなかでダンゴムシは力がないかわりに知識でみんなを引っ張ります。ダンゴムシが本も読む場面では松岡達英さんの「だんごむしそらをとぶ」を思い出しました。子供たちもダンゴムシに一目置くようになるかもしれませんね。