私が初めて読んだスズキコージ作品がこの本です。
インパクトのある絵を描くスズキコージに興味があって手に取ったのですが、今ひとつ理解できず、子どもに読むこともありませんでした。
その後、我が家では『エンソくんきしゃにのる』『きゅうりさんあぶないよ』とスズキコージ作品が市民権を得たので、2年ぶりくらいにこの本も手にとってみました。
迫力があり、おばけも満載、鬼や河童もぞろぞろと出てきて登場人物てんこ盛りの「夏の夜の大妖怪大会」風で面白かったです。
ただ、ドライブに出発してからずっと、「・・・のも ものともせず」という言葉で文章が次のページへ続いていくので、ちょっと読むのに疲れてしまいました。
そして我が家では、前出の2作品ほどの反応はありませんでした。
でも、30分くらいの夏のお話し会の中で、ちょっと雰囲気を変えたい時なんかに読んでみたいような絵本です。