諺を、まだよく知らない我が家の子供達には、このオチは理解できなかったのですが、それでも、お話自体を充分楽しんでおりました。
落語で女の子の主人公は珍しい・・言われてみれば、確かに。
たいていが、大人をやりこめるような男の子が多いですよね。
だからなのでしょうか。健気さに、ホロリと来ます。
とはいえ、お話は涙を誘うようなものではなく、落語らしい愉快な物。
お春ちゃんの健気さ、旦那さんはじめ、お店の皆さんの温かさ。
めでたしめでたしのラスト。
読み終わった後、子どもと
「あ〜、よかったねぇ」と言える作品です。
鬼の面が笑う理由を理解できない子でも、ことわざに触れさせるきっかけになるかもしれないですね。