ボランティア仲間の友だちに教えてもらった作品です。
絵を担当しているのは女流画家の秋野不矩さんで、
東南アジアのおはなしだなぁと納得のいく風景(王宮)や、登場人物たち(着ているものを含めて)、動物たちが描かれていました。
かなり前に出版されたものなので、主人公の少年はとても礼儀正しい大人っぽい言葉遣いをしています。
正直、少年?少年なの?このしっかりした子は?と、思いながら読みました。
神秘的ですが、ほんのり優しい物語ではなく、神のような存在に手を足したものの末路は厳しいお仕置きが待っているのだと、この地方ならではの言い伝えから生まれたお話なのかなと、思いました。
それほど長い物語ではないのですが、読みごたえはありました。