申し訳ないんですが、表紙を見た途端に引きました(笑)。
この少年ジャンプとかに出てきそうな“強烈”と言うか、コテコテで眉毛が太く
全然可愛さのない顔、筋肉質な体、原色の色使い..... 今まで自分では選んだ
ことのないタイプの絵でした。
と言うより、避けてきたと言った方が正直なところです。
ところが! よしながこうたくさんによる読み聞かせ動画を見て、あら不思議!
さ、先が知りたい...と、本屋さんに息子を連れて立ち読み(!)に行きました。
いやぁ、この絵本、熱いですね。まさに絵本ナビが“魂”のレビューと呼ぶのが
納得です。
不思議なことに、とっても苦手だった絵が、読み終わった今、この『でんせつの
きょだいあんまんをはこべ』の話には、この絵じゃないと駄目、合わないとすら
感じてしまいます。実に不思議だなぁ。
6歳の息子にも、きっと、よしながこうたくさんの絵は衝撃的な初体験だったことと
思います。でも、本屋でこの絵本をみつけた途端に、「あ、あの話の続きだね!」
と言い、先を知りたがりました。
そして、しっかりとサトシンさんのオチが面白いと思ったようです。
この絵本の紹介をするのなら、“強烈”の一言につきます。そして、この強烈さを
是非、読み聞かせで小学生達に伝授したいなと思いました。
私と息子の価値観、いや、好みの幅を拡げてもらえたよいチャンスを、サトシンさん、
よしながこうたくさん、ありがとうございました!