『てんにんにょうぼう』というタイトルから羽衣を想像したのですが、若者の吹く笛に聞き惚れた天女のおしかけ女房話でした。
嫁さんを横取りしようとする悪い殿様の無理難題や、若者が解放してしまった黒鬼が起こす危機を乗り越え…最後に愛は勝つ、梅田俊作さんのロマンス仕立ての絵本でした(((^_^;)。
それにしても梅田俊作さんが描くと、どうしてまろやかなのでしょうか。
黒鬼も殿様も怖くないので、本当に甘さたっぷりです。
若者の優しさは弱さを感じさせるのですが、女房の奥深い愛はとても力強く、若者を丸抱えで幸せにしてくれるようです。
どうも私は、梅田俊作さんの描く嫁さんファンです。