小学生・高学年向けの小説でした。
自らを「名探偵」と名乗る夢水清四郎が亜衣・麻衣・美衣の三姉妹の家の隣に引っ越してきた。
でも、この、「名探偵」はご飯を食べたかどうか、そして「名探偵」としての仕事をどんなことをしたかも忘れてしまっているような探偵。
ある日、テーマパークで伯爵を名乗る男の人が子供を「消してしまう」事件が起こる。
この事件を解決するのは、三姉妹と探偵。
さて、どうなる?
探偵ものだけど、警察が悪い人を捕まえて云々ということはなく、ちょっとほっこりする終わり方で良かったです。
三姉妹が「名探偵」に突っ込みを入れつつ話が進んで面白い展開で、読んでいて楽しかったです。
大人(親)から見ると、すごく考えさせられました。
子供の夢を応援するのはいいけど、子供に夢を押しつけていないかを、一歩立ち止まって考えるようにしなくては・・・と思いながら読みました。