私が金澤翔子さんのことを知ったのは「金スマ」という番組でした。
我が子が「ダウン症」という障がいを背負って生まれてきたことをなかなか受け入れらればかったお母さんが、書道を教え、どんどん上達していく姿は胸を打たれました。
この本の中で、翔子さんは書道の基本「右上がり」が理解できず、それを理解させるために、二人でのぼり坂を何度も歩き、体で教える姿は、親として見習うべき姿でした。
この夏、我が家の子どもたちは、それぞれ読書感想文を書きました。
小学校最後の作品を、息子は翔子さんの本に出ていた「飛翔」の「翔」という字を選び、1日がかりで仕上げましたが、納得できなかったようです。「翔子さんは、あんなに力強い字を書けるなんてすごいな。僕も翔子さんに負けないように練習するね」と言っていました。
中2の娘も「壁を越えるために」という題名で読書感想文を書きました。「翔子さんの純粋な心が作品に現れるからみんな感動するんだね」と書き終えて言っていました。
是非、多くの人に読んでもらいたい一冊です。