デイジーのパパとママは、デイジーの話をちっとも聞いてくれないの。
ある日、デイジーの家に動物園から逃げたサイが突然現れた。
でも、デイジーがいくら「サイがいる!!」って言っても、
やっぱりパパとママは、デイジーの話を何にも聞いてくれないし、
サイに気づきもしなかった。
同じ家の中にいるのにね。
そんなお話。
タイトルにひかれて読んでみた。
おもしろいタイトルだなぁって思って。
そして読後、ずーんときた。
いろいろと考えさせられた。
私も息子の話をちゃんと聞いてあげているかというと
全部が全部そうじゃない。
私も多々言っちゃう。
「今忙しいの」「仕事してるでしょ」「後にして」
家の中にサイがいたら、普通気が付くのが当たり前。
どんなに仕事が忙しくても。
でも、デイジーの両親はサイの存在に気が付かない。
すぐ後ろにいるのにっ!!
私にも本当は見えてるはずのことも、
見えなくなってしまってることがあるんじゃないだろうかって思った。
息子のことも、ちゃんと向き合ってるつもりでも
もしかしたら忙しさにかまけて見えなくなってしまってる部分が
あるのかもしれない。
サイが現れたことで、
デイジーのパパとママは変わっていきます。
サイはデイジーにとって、救いの神様だったのかも?
なんて思います。