雪の日にみんなで仲良く雪合戦をしていた動物達。
楽しくて、楽しくて、つい強く雪玉を投げてしまったキツネ君。
雪玉が当たったリス君は泣き出してしまいます。
心配してみんなが駆け寄りますが、キツネ君はどこかに行ってしまいます。
このお話を始めて息子に読んだ時、すごーく真剣に聞き入っていました。
普段、保育園でお友達と過ごす息子にとって、
心当たりが沢山あったのでしょうね。
お友達と過ごす時間。
楽しくて、つい起こってしまうハプニング。
わざとじゃないほど、タイミングを逃すと謝り難く
なってしまうものなんですよね。
息子もそんな経験を沢山しているはずだから、
キツネ君の気持ちが分かるのかな。いなくなった
キツネ君を探す頃には、心配そうな顔つきになっていました。
そして、キツネ君はどうしたか?というと、
リス君にそっくりな雪だるまを作っていたのです。
その雪だるまを見て「ごめんね」という言葉よりも、
伝わる気持ちがそこにはありました。
「ごめんね」「仲良くしたいんだ。」
そんな気持ちが伝わってきて、なんだかジーンと
してしまいました。
やわらかな可愛らしい絵にも癒されながら、
優しい気持ちが広がりました。