伝記だけれど、伝記として読むのはもったいないぐらい、
物語としてぐいぐい引き込まれました。
よくお勧めされていて、伝記だから
あまり期待していなかったのですが、
今度はどんな化石を見つけるのだろう、
どのタイミングで有名になっていくんだろうと
続きが気になり、他の家事が手につかないぐらい、
本当に面白かったです。
当時の時代背景で、
女性や子どもの地位の低さ、自由のなさについて
あまりひどくは書かれていませんが
大変だったろうなあと想像に難くありません。
それでも、自分のしたいことをして、
生きていく糧にする少女に勇気をもらえます。
また、おとうさんが自分のいなくなった後のことを考え、
子どもたちにいろいろなことを教えていく姿が
心に残りました。