わんぱく小学校シリーズ、今回は1年2組の女の子、まどかが主人公です。
それにしても、ちこく姫???
表紙には、怪しげな(?)もう一人の女の子も描かれていますよ。
1年生の学習発表会の配役を決める日、遅刻してしまった、
まどかや番長たち2組のメンバー。
仕切り役の1組ちよこは、遅刻した罰に、2組は全員脇役、と宣告します。
必死の抵抗もむなしく、意気消沈の2組のクラスメートに、
まどかはリベンジを誓うのです。
今回は舞台発表の光景だけに、デフォルメされた展開はいっそうエスカレート。
まどかたちの製作した衣装は実にシュールです。
注目は、毎回語られる哲学(?)。
なぜ、遅刻がいけないのか、その根底にある思いやりの視点は、
実に説得力がありますね。
無事開幕で物語は終わりますが、奥付にそっと添えられたイラストから、
終演後のみんなの満足そうな笑顔が、その舞台の成功を物語っています。
いつもながら、そこここに描かれたサブストーリーもチェックしましょう。
演目は「シンデレラ」ですが、これも、12時に遅刻しそう、というストーリーでしたね。
このあたりの構成も絶妙です。
まどかが遅刻する、と走っている姿とともに、手には、ガラスの靴に似たパンプスが!
シンデレラのストーリーももう一度おさらいしましょう。