こびとのマノーと、レーズンみたいに小さいこぶたが、
出合って、一緒に住みだして、絆を深めていく物語です。
普段、もうちょっと絵の多い絵本を好む6歳の息子は、
ほとんど絵がないこの一冊に、あまり乗り気でなかったのですが、
夜寝る前に、部屋を暗くして、ベッドに寝た状態で、
ランプをつけて読み聞かせしてあげると、
それがとても気に入ったようで、
毎日一話ずつ、一緒に楽しめるようになりました。
ちょっと甘えん坊でワガママな、だけど愛らしいこぶたのレーズンと、
レーズンの甘えを時には受け止め、
時にはうま〜くかわして動かす、マノーのオトナの対応や、
レーズンへの愛情が、
暗い部屋の中で聞くと、とってもよく伝わってきたようです。
一話、一話と、話が進むにつれて、
マノーとレーズンの絆が深まっていくのが、とてもよく感じられます。
季節は冬、外は雪が降り氷が張る中、
マノーとレーズンの住む、暖かなかぼちゃの家の中のお話というのも、
よりいっそう、寝る前の読み聞かせにぴったりのような気がしました。