とにかく冒頭、竜が主人公っていうのが笑っちゃいました。この時点でモンスター好きの息子はがっちりハートをとらえられ…しかも竜一家はみんなスラッとした体にキリリとした表情とよく描かれるタッチなのに、末っ子のハオちゃんだけまんまる、目も点に私もハートを射抜かれてしまいました。
数ページで親子ノックダウン(笑)
その後も雲を作るのは竜の仕事だったり、雲の浮き輪を作ったり、いろんな雲や風を作ったり、そしてそれを雪に変えてしまういじわる仙人、雪を飲み込んでしまうハオちゃん…すごい発想のオンパレードです。
最後に春の風も夏の風も秋の風も冬の風も飲み込んでしまったハオちゃんが、オナラをして…その結末は書きませんが、この結果は秀逸!寝る前に読んだものですから、読後に電気を消してからもこの風景を息子と二人でアレコレ話し込んじゃいました。…「あんなのもあるんじゃない?」「こんなのあるといいね〜」とか「こんな場所、行ってみたいなあ」とか。
でもね。息子が心配してました。「海にオシッコしちゃっていいのかなあ。ほら魚もいっぱいいるよ」って(笑)魚も糞を出すしいいんじゃないのかなあ、って言っておきましたが。
子どもって面白いところを見てるなあ、と思いました。