最初表紙をみて、パンやのクルトンさんが青い目をしていたし、ちょっとロシアぽかったので、ロシアの民話か何かからとった話かと思ったら内容を読んでこれは違うと思いました。町の人達にパンを焼いてあげて、ことり、きつね、そしてくまにもパンを焼いてあげているのだけど、普通の作者だったらこんなことないよ〜とかこんな話めちゃくちゃだぁと作者自身がしばりをかけて、物語を下手にさせるのですが、この絵と話の内容でしばりをぶちやぶり、あっけらかんに吹き飛ばしているので、読んでいる方もあははと腹をかかえて笑えます。
絶版になっているのが寂しいです。こういう本こそ子供たちに読ませたいです。