新美南吉さん(著)、鈴木靖将さん(絵)のこのシリーズ、我が家3冊目になりますが、とっても娘ウケがいいのです。
新美南吉さんは、70年以上も前に亡くなられている作家さん。
当然、現代のお話とは、少し違う趣です。けれど、決して古さも、違和感も感じさせないのです。
流れるような美しい文章に添えられた鈴木靖将さんの絵は、力強さと優しさ、両方の魅力に溢れています。
このお話も、「わぁ…」と声が出てしまうほど美しい。
スリルや笑いの要素はありません。どちらかというと静かな展開。
情景を楽しむ、大人っぽい絵本。
それでも、子どもを夢中にさせる。そこが、ほんとに凄いなって思います。