お国柄的な発想というのもあると思いますが、私は個人的にここに登場する数字たちのものの、よく言えば柔軟な態度、悪く言えば強いものに媚びるみたいな考え方は好みじゃなかったです。
哲学的に「0」というものを意識して子どもたちに問いかけてくるようなお話仕立てになっていました。
イタリアの子どもたちって、日本の子どもたちより精神年齢が高いのかな〜。「0くん」の話はとても単純な構成で描かれていますが、奥深いと思いました。
この作者はイタリアでは有名な児童文学作家さんだそうなので、1冊だけで作者の個性を判断したくないので、今度は児童書の方を読んでみたいです。