ぼくは、冷蔵庫にいるきゅうりです。
この家の主婦は、ちょっと元気すぎて
野菜達の扱いかたが ちょっと乱暴みたいです。
おまけに一年生のれいちゃんは、きゅうり嫌い。
野菜嫌いの子供にも、そして野菜を無駄にしてしまう
主婦にも、おすすめの絵本です。
野菜室に押し込まれたやさい達は、ひそひそと
秘密話をして、お互いを励ましあってます。
なんだか身につまされる話で、野菜の気持ちが
良くわかります。
いもとようこさんの表紙絵では、いろんな野菜が
にこにこ笑顔で花嫁さんのようなべっぴんさんで
ほほえんでます。
それが、読み進むとだんだんと傷ついたり、しわくちゃに
なったり、しぼんでいく野菜達が可哀想になっていきます。
最後にやっと出番が回ってきた大根ときゅうりは
心配してくれた仲間達に
「バイバーイ!ありがとう。いってきまーす!」と。
小さい子には長過ぎる10分かな?と思ったが、
二回に分けて読んでもいい。