
白雪姫は、雪のように白いはだ、血のように赤いほほとくちびる、コクタンのように黒い髪の女の子です。 継母の女王は、白雪姫のうつくしさがねたましくてたまりません。 女王はなんとかして白雪姫をなきものにしようと試みるのですが…… 晩年、グリム童話の再話に心血をそそいだワンダ・ガアグの傑作絵本。小宮由訳版で登場。

新刊書で見かけたのですが、どこか見覚えのある表紙だったので読んでみたら、35年ぶりに小宮由さんが新しく翻訳し直した作品でした。
ついつい読み比べてみました。
小宮さんの「白雪姫」には、簡素で現代的なとりつきやすさがありました。
1991年に出された内田莉莎子さん訳は、優雅で饒舌で、大人好み、当時の子どもたち向けのように思えました。
テキストは同じだけに、取り組み方の差異が楽しめました。
どちらもワンダ・ガアグです。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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