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2022.08.30

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「てがみ」のすばらしさを伝えてくれる、おばあちゃんと孫の心の交流『おてがみで あいましょう』<ブランニュープラチナブック>

実のおばあちゃんと孫が共作した、絵手紙を通じた交流の物語

  • おてがみで あいましょう

    みどころ

    生まれた時からずっと一緒に暮らしていたマルちゃんとおばあちゃん。けれど、引っ越しして今ははなればなれ。そんなマルちゃんの家に届いたのは、おばあちゃんが送ってくれたまっ赤なりんご。おかあさんは、さっそくマルちゃんの大好物のりんごパイをつくってくれます。

    「おばあちゃんといっしょに、おしゃべりしながら たべたかったな」

    そこでマルちゃんは、おばあちゃんにお手紙を書くことにしました。一緒に食べているところを想像しながら描いたのは、おおきなりんごパイの絵。すると今度は、おばあちゃんからの素敵なお返事。ちぎり絵で描いたりんごパイがひと切れが描かれていたのです! こうして、マルちゃんとおばあちゃんの絵手紙の交換がはじまります。次にマルちゃんが描いたのは……?

    大好きなおばあちゃんに会いたい一心で出すお手紙。そんなマルちゃんの気持ちを、おばあちゃんはどんな気持ちで受け取っていたのでしょう。それは、マルちゃんを思って描く優しいちぎり絵を見れば伝わってきますよね。

    距離はあっても、しっかりと関係を深めていく二人のあたたかいやり取り。この絵本の作者は、木村いこさんと木村セツさん。なんと実の祖母と孫なのだそう。89歳から始めたというセツさんの新聞ちぎり絵。その魅力もじっくりと味わいながら、なんだか読者の方まで元気がもらえるような一冊になっています。

レビューをご紹介

綺麗な絵だと思っていたら

引っ越しをしたばかりのマルちゃんは、まだ友だちがいません。ずっと一緒に暮らしていたおばあちゃんとも離れ、寂しい毎日を過ごしていました。
そんなある日、おばあちゃんから大量のりんごが届きました。そのりんごで作られたりんごパイはとても美味しく、マルちゃんは、おばあちゃんに手紙を出すことにしました。
絵本のところどころに掲載されている新聞ちぎり絵が、とても素敵です。
絵か写真だと勘違いするくらいに丁寧で綺麗で、とても感動しました。
木村セツさんという方が89歳から始めた芸術だそうで、輝く瞬間に年齢は関係ないのだと、改めて思いました。

(めむたんさん)

ぬくもりのある手紙

読み終えたあと、何かじんわりと、あたたかい気持ちになりました。どうしてこんな気持ちになるのかを考えてみると、やはり主人公マルちゃんとおばあちゃんの手紙に託した想いが、よく伝わってくるからだと思います。
マルちゃんの手紙にも、おばあちゃんの手紙にも、「ありがとう」という感謝の気持ちや、「会いたい」と恋しく思う気持ち、相手に元気になってほしいという気持ちが込められています。一通一通読むたびに、心があたたかくなるのを感じました。
自分自身のことを思い返すと、こんなふうに誰かを思いやって丁寧にやり取りをすること、最近はかなり減ってきたように思います。何でもスマホで、早くて便利なものが良い、というわけではないのですね。
また、もうひとつの見どころはおばあちゃんの素晴らしいちぎり絵。絶妙な色の濃淡を貼り分けた、その繊細さに驚きました。それでいて、絵本全体の可愛らしい雰囲気に、違和感なく溶け込んでいます。
本を閉じる頃には、大好きな人の顔が浮かんでくる、素敵な一冊です。

(おもちとこあらさん)

絵本ナビがおすすめする「ブランニュープラチナブック」(2022年8月選定)からご紹介

ブランニュープラチナブックとは……?

絵本ナビに寄せられたレビュー評価、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。

「ブランニュープラチナブック」は、1900万人の絵本ナビ読者の評価と販売実績を得て、新しく「プラチナブック」に仲間入りした注目の人気作品。作品を推す読者のコメントを読むと、選ばれた理由がわかります。

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