新刊
トラといっしょに

トラといっしょに(徳間書店)

美しいイラストで描いた心に残る絵本

  • 学べる
  • ギフト
絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  「なんでも魔女商会」シリーズあんびるやすこさんインタビュー

《スペシャルコンテンツ》インタビュー

2012.11.22

「なんでも魔女商会」シリーズ
あんびるやすこさんインタビュー

一覧を見る

読了できたという経験が、その後の読書経験に大きなきっかけを与えると思います。

───あんびるさんの最新作は「なんでも魔女商会」ですか?

はい。今、19巻目を鋭意制作中です。表紙のデザインとタイトルはもう決まっているんですよ。

───『なんでも魔女商会19 夜空のダイヤモンド』! 今回も女の子がワクワクするタイトルですね。

やっぱり女性は何歳であってもダイヤモンドにクラっときますよね(笑)。表紙でシルクが立っているのは、スピカおばさんが子ども時代に暮らしていた部屋なんです。今は誰も住んでいない部屋にシルクとコットンが訪れる…という場面なんです。

───今回もどんなストーリーなのか、とっても楽しみです。シリーズの中で、1度だけナナの学校生活がでてきましたが、今後もナナの日常の様子が描かれるおはなしもでてくるのでしょうか?

ナナの学校での生活が知りたいというお手紙もいただくんですが、「なんでも魔女商会」はシルクの世界に寄って行く話になるのかなーって思っています。シルクのおばさんやいとこ達が出てきて、より魔法の世界に入り込むストーリーを考えています。

───「なんでも魔女商会」では「ルルとララのおかしやさん」のように、あんびるさんならではの制作スタイルはあるのですか?

「なんでも魔女商会」に限ったことではないですが、おはなしの展開を付箋で書いて、このような(写真)シートを作っていますね。先ほどおはなししたように、「なんでも魔女商会」はカラーのページにお洋服のデザイン画が来ることが必須なので…(笑)。このようなシートを作ると、全体の流れも分かりやすくなるんです。

───これは滅多に見ることの出来ない、貴重な資料ですよね…。あんびる作品の生まれるヒミツに迫れて、とても感動しています!
子ども達の中には、あんびるさんみたいにおはなしを書いてみたいという子もいると思います。そんな子ども達へメッセージをお願いします。

ゼロからおはなしを作るのって大変だと思うので、自分の好きなおはなしの別バージョンを書いてみるのも面白いと思います。自分で考えた魔女商会のおはなしを書いて、サイン会に持ってきてくれたり、送ってくれたりする読者もいます。

───今回、おはなしを伺って、「なんでも魔女商会」や「ルルとララのおかしやさん」にはお母さん達もキュンキュンする設定が沢山散りばめられていると感じました。お母さん達にも是非、あんびるさんの作品を読んでもらいたいと思うのですが、メッセージをお願いします。

子ども達の中には、物語を最後まで読むことができない子が多いです。でも、読了できないと「読書=苦手」という意識を持ったまま年を重ねてしまいます。それはとても残念なことです。ただ、 1度でも自分で最後まで読みきれる本に出会えれば、読書が好きになると私は思っていますし、その後の成長過程で読書から離れたとしても、大人になってまた本を手に取ることもできると思います。ですので、読書が苦手でも読了できるように、子ども達の「大好き」がたくさんつまった本作りをするように心がけています。読了する価値は、本好きになるというばかりでなく、物語に込められたテーマやメッセージをちゃんと心に吸収できるという点にもありますね。

───読了できたかどうかという体験が大事なんですね。

私の本で「初めて読了できました」というおはなしをお母さんから伺うと、とてもうれしいですね。それだけでなく、毎晩読み聞かせをしてもらっていた女の子が、続きが知りたいばかりに「一人読み」を始めたとか、全然読書をしなかったのに、ルルとララがきっかけで本を読むようになったとか、サイン会でそう言ってくださる父母の方が少なくありません。わたしにとっては、そういうおはなしが何よりの励みになります。

───ありがとうございました。これからの作品も楽しみにしています!
これから『ルルとララのレシピカードブック2』を読んで、お菓子を作ってみようかな(笑)。

Q.お仕事の時間帯は決まっていますか?
A.物語は主に夜に書くことが多いです。

Q.お仕事の中で大変なのは?
A.…締め切り?(笑)。

Q.お仕事をしていて一番楽しいのは?
A.全部描き終わって、終わったー!って瞬間です。あと、ペン画が好きなので、ペン画を描いているときは、徹夜でも、かなり頑張れます(笑)。

Q.毎日の日課は?
A.ネコを抱っこしてあげること

Q.好きな動物は?
A.やっぱり、ネコかなー(笑) 

Q.子どもの頃の夢は?
A.小学生の頃はファッションデザイナーでした。現実的な夢としてずっと持っていたのは漫画家。実際に出版社に投稿もしたこともあります。

Q.好きなお菓子は?
A.チョコレートとパウンドケーキ。おうちにあると食べちゃうので、仕事中は置かないようにしています。

Q.子どもの頃好きだった読み物は?
A.『赤毛のアン』。今読んでも好きなのよね(笑)。
  大人になって好きになった作品は『川べにそよ風』(ケネス・グレアム/著)。この作品は挿絵をいろんな画家さんが描いていて、それを集めるのが趣味です。

Q.好きな絵本は?
A.ジャネット・アルバーグの絵本は大人になって出会ったけれど、どの作品も好きです。中でもお気に入りは『バイバイベイビー』(ジャネット・アルバーグ/絵、アラン・アルバーグ/作、佐野 洋子/訳、文化出版局)

本名:エルキュール
あんびるさんコメント: 私の大好きな名探偵「エルキュール・ポアロ」からいただいたんですが、エルは全然名探偵じゃないです(笑)。

年齢:2才
あんびるさんコメント: エルは生後3か月で大阪から飛行機に乗って私の家にやってきました。

 

種類:ラグドール
あんびるさんコメント: なつっこい子がほしかったんです。ラグドールは「ストーカーキャット」と呼ばれるくらい後を追ってくるネコなんです。ただ、仕事中は私が「邪魔しないで」オーラを出しているので、遠くからこちらを見守ってくれるかしこい子です。
 
 
  
 
 
 
 

お知らせ

東日本大震災復興支援チャリティ
震災で消えた小さな命展

東日本大震災により犠牲になった動物たちの「小さな命」の姿を、絵本作家・画家・イラストレーターが、飼い主の方の希望をうかがい、絵の中によみがえらせました。その原画展が2012年8月を皮切に全国を巡回しています。あんびるさんも作品を出展しています。

詳しくはHPをご覧ください。
公式HP:http://www.chiisanainochi.com/

 class=

(編集協力:木村 春子)

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
     出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


【連載】児童文学作家 廣嶋玲子のふしぎな世界
kodomoeの人気グッズが絵本ナビで買える♪

あんびる やすこ

  • 群馬県生まれ。東海大学日本文学科卒業。
    テレビアニメーションの美術設定を担当。
    その後、玩具の企画デザインに携わり、絵本、児童書の創作活動に入る。主な作品に、「魔法の庭ものがたり」シリーズ(ポプラ社)、「こじまのもり」シリーズ『せかいいちおいしいレストラン』(ひさかたチャイルド)、「ルルとララ」シリーズ、「なんでも魔女商会」シリーズ、「アンティークFUGA」シリーズ(岩崎書店)『妖精の家具、おつくりします。』『妖精のぼうし、おゆずりします。』(PHP研究所)などがある。

作品紹介

なんでも魔女商会(18) うわさのとんでも魔女商会
作・絵:あんびる やすこ
出版社:岩崎書店
なんでも魔女商会(1) お洋服リフォーム支店
作・絵:あんびる やすこ
出版社:岩崎書店
アンティークFUGA(1) 我が名はシャナイア
作:あんびる やすこ
絵:十々夜
出版社:岩崎書店
全ページためしよみ
年齢別絵本セット