新刊
はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

  • 笑える
  • びっくり
新刊
そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!

  • かわいい
  • 学べる
絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  絵本紹介  >  ハンディキャップのある子ぞうの実話が受容や多様性をそっと教えてくれる『しろいやさしいぞうのはなし』<ブランニュープラチナブック>

連載

人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

連載トップへ

絵本紹介

2021.11.19

  • twitter
  • Facebook
  • line

ハンディキャップのある子ぞうの実話が受容や多様性をそっと教えてくれる『しろいやさしいぞうのはなし』<ブランニュープラチナブック>

かこさとしさん自身もお気に入り、親子で読んで感じたい助け合いや互いを認め合うこころ

  • しろいやさしいぞうのはなし

    出版社からの内容紹介

    絵本作家として絶大なる人気を誇る、かこさとし先生。その、かこ先生お気に入りのお話を卒寿のお祝いに緊急復刊しました。

    身体が弱くハンデを持った白い子象のシロちゃん。
    ある日、象たちの村が火に包まれてしまいます。逃げ遅れるシロちゃんを守るため、お母さん象が命がけでしたことは…。

    実話をもとにした、このお話は、全国心身障害児福祉財団のジャンボ絵本として、今まで全国各地の子どもたちに楽しまれてきました。
    ジャンボ絵本を見た子どもたちの「どうしても手元に置きたい!」という声に応えて、このたび絵本としての復刊が実現いたしました。

    かこ先生ご自身も、「とても気に入っている」とおっしゃる、この象の親子の感動物語を、ぜひ親子で楽しんでください!

    ※本書は、1985年・偕成社刊『ぞうのむらのそんちょうさん』を改題、再編集して復刊するものです。

この書籍を作った人

かこ さとし

かこ さとし (かこさとし)

加古里子1926(大正15)年福井県武生町(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめた。また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障がい児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行った。『だるまちゃんとてんぐちゃん』『かわ』(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)など、500冊以上の児童書の他、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。

レビュー紹介

大きくなってからも、また読んであげたい本の1冊 受賞レビュー

もうすぐ3歳になる娘と読みました。山火事が広がり、真っ赤になったページの迫力に、少し怖がって見ていましたが、それでもしっかりと聞いてくれていたようで、読み終わった後は、「しろちゃんとお母さんごっこ」を何度もしていました。

まだ、「死」や「我が子を守る母象の尊さ」といったことを理解するのは難しい年齢ですが、きっと心に響くものがあったのだと思います。
娘が成長した時に読んだら、どんなことを感じて、お話してくれるのかな…。大きくなってからも、また読んであげたい本の1冊です。

なお、娘は「からすのパンやさん」も大好きで、折り紙の鶴を使って、ごっこ遊びをよくやっています。こどもが絵本の世界に吸い込まれるような、生き生きとした動物たちの姿が、かこさとしさんの絵本の魅力だなぁと感じました。


…ちなみに私自身は、お母さん象が「もっとしろちゃんと一緒にいたかっただろうなぁ」と思い感極まってしまいました。子離れできそうにありません…(笑)

(和宏さん 30代 パパ)

温かな教え 受賞レビュー

やさしくておとなしい、しろいぞうのこ、しろくん。
みんなと同じように、かけっこやおしゃべりが上手にできないしろくん。
そんなしろくんが、へんなにおいがする、きっと火事だと、森のみんなに危険を知らせます。
森のみんなが逃げる中、逃げ遅れたしろくん。しろくんを助けようと、命をかけて守ってくれたおかあさん…。
悲しくも優しく、愛に溢れた温かな作品です。
子どもたちに、優しく教え導く村長さんや、命をかけて子どもを守るおかあさんぞうの姿を通して、大人としての責任や在り方を、示してくださっているように思います。そして、そんな大人に導かれ、子どもたちは、違いを認め、個性を尊重し、助けあって生きることの素晴らしさを学んでいくのだと。

村長さんの優しい言葉に触れると、在りし日の加古先生のお姿と重なり、胸が熱くなります。
天国から加古先生が、今日も優しく子どもたちの姿を見つめながら、
「やあやあ げんきに あそんでいるね。」「よしよし みんな なかよくな。」と声をかけてくださっているような気がします。
「こどもさんたちのために」と、生涯をかけて作品を届け続けてくださった加古先生。これからも、多くの子どもたちが、かこせんせいの作品に出会えて、心豊かに育ってくれますように。

(あさみーこさん 50代)

絵本ナビがおすすめする「ブランニュープラチナブック」(2021年11月選定)からご紹介

ブランニュープラチナブックとは……?

絵本ナビに寄せられたレビュー評価、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。

「ブランニュープラチナブック」は、1900万人の絵本ナビ読者の評価と販売実績を得て、新しく「プラチナブック」に仲間入りした注目の人気作品。作品を推す読者のコメントを読むと、選ばれた理由がわかります。

絵本ナビプラチナブック

今、あなたにオススメ

出版社おすすめ

  • はるのおくりもの
    はるのおくりもの
    出版社:日本標準 日本標準の特集ページがあります!
    雪を見たいカエルと見せてあげたいキツネとウサギ。心あたたまるお話を美しい四季の絵にのせてお届けします


いくつのえほん掲載絵本児童書一覧
【絵本ナビショッピング】土日・祝日も発送♪
全ページためしよみ
年齢別絵本セット