
「凶器は死角の奥底に」「贋物(Phomy)のPh」「星空にリュクトシキップ」など4編を収録。

謎解きのヒントに、科学が関係するミステリを4話収録。
「凶器は資格の奥底に」柄刀一(2004)
「贋物(Phony)のPh」アイザック・アシモフ(1974)
「星空にリュクトシキップ」芦辺拓(2007)
「橙色の人」バートン・ルーチェ(1967)
凶器の隠蔽や、犯人の裏をかく計画などに、科学の知識をフル稼働させた作品ばかり。
科学が苦手な人でも、物語は楽しめる。
科学的な説明の部分をとばして読んでも、物語の理解には困らないが、一応、文字列を目で追うくらいの努力はしてみた。
発表されたのが、かなり古い作品も交じっており、
当時と今では時代も、国も文化も大いに違っているけど、
それでも普通に読み物として楽しめるところがスゴイ。
子ども向けの書籍だが、個人的には大人向けだと思った。
短編なので、気楽に読めるのがありがたい。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
|