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はっけんずかんプラス 妖怪

はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 飛行機が主役   投稿日:2024/09/07
スタジオジブリの 乗りものがいっぱい
スタジオジブリの 乗りものがいっぱい 監修: スタジオジブリ
編集: 徳間書店児童書編集部

出版社: 徳間書店
スタジオジブリのアニメーション映画の中に出てくる「乗り物」を紹介する絵本。

2016年刊行。「風の谷のナウシカ」1984〜「思い出のマーニー」2014までの作品中、印象に残る「乗り物」が細かく紹介されていた。飛行機、戦闘機、船といった、現実の世界でも活躍するものの他、創作された「動く城」や不思議な世界の乗り物も。

印象的だったのは、意外と「戦闘機」が多いこと。
戦争と平和を作品のテーマにしているのか、舞台設定や物語の関係なのか、いろんな戦闘機が多くあった。
それぞれが個性的で、機能や、誕生した経緯、物語での役割、その飛行機が出てくる場面の写真などもあった。
個人的には戦闘機が活躍しない社会を望んでいるが、戦闘機や飛行機に対する製作者の特別な思い入れが伝わってくるようで、胸がいっぱいになった。

機械がカッコよく描かれているので、単純に面白く見られるが、物語を知っていると、切なくなる場面も多々あった。
やっぱり名作映画ばかりだと思う。
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自信を持っておすすめしたい こんな善行 初めて   投稿日:2024/08/21
かいけつゾロリ(36) かいけつゾロリたべられる!!
かいけつゾロリ(36) かいけつゾロリたべられる!! 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
昔、ゾロリによってひどい目に遭ったエンマ大王(トンマ大王に降格した)が、手下の悪魔とゾロリ一家に復讐するお話。

2004年刊行。
ゾロリは面白い。妙な展開で人助けになってしまう不思議な才能がある。
本書を読めば、きっと大人になる前に学んでおきたい大切なことがいくつかわかると思う。

・つまんないことをいつまでもネチネチ執念深く恨んでいるカッコ悪さ
・体を大事にしないと、仕事も出世もできないどころか、どんどんダメになっていく現実
・自分の得意なことややりたいことはどんどんやって上達していくと、自分や仲間を助ける力になる

などなど。
かいけつゾロリは、絶賛☆大笑い中で、愛好しております。
子どもでない人が読むと、生活習慣病などの対策を真剣に考えようかと、ちょっと思えてくるから
大人が児童書を読むのは、いいことだと思いますよ。
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自信を持っておすすめしたい 映画を何倍も楽しめるガイドブック   投稿日:2024/08/19
スタジオジブリのいろんなくらし
スタジオジブリのいろんなくらし 編集: 徳間書店児童書編集部
監修: スタジオジブリ

出版社: 徳間書店
ジブリ作品の時代背景や、主人公たちが暮らす建物や地域などを解説してくれる本。

2020年刊行。
風の谷のナウシカ(1984)〜かぐや姫の物語(2013)までのアニメーション映画7本(本書に載っていない作品もある)の、こまかい設定がいろいろ見られて楽しい。
建物のデザイン、内装、お部屋の様子、家具などをどこに何をおいてあるのか、どんな暮らしをしているのか…などが、ゆっくり見られる。映画ではちょっとしか映っていなかった素敵な暮らしたち。宝物のような本。

映画を見たことがあるものは、映画の内容を思い出し、感動した。見たことがない作品は、見たくなった。
映画を1本作るのは、世界を1つ作るくらいの労力が必要なのだと感じた。人があまり見ないだろう部分もしっかり作りこんであるからこそ、迫力やリアリティがでるのだとわかった。

良い作品を作ってくれた皆様に感謝します。
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自信を持っておすすめしたい カール・セーガン博士の生い立ち物語   投稿日:2024/08/16
星のこども
星のこども 作: ステファニー・ロス・シソン
訳: 山崎 直子

出版社: 小峰書店
人間が作ったものとして、初めて星間空間に出たボイジャー探査機や、人々に宇宙のふしぎと面白さを知らせたテレビ番組「コスモス」など、多くの活躍で宇宙を身近にしてくれた科学者の生い立ちを紹介する絵本。

2014年刊行。横に大きく広がる大胆で明るい絵に包み込まれて、セーガン博士と共にいるような感じがする。
自分が生まれていない時代の雰囲気が、なぜかよくわかるきがしてちょっと懐かしい。楽しい絵本。

地球外の存在に、自分たちと共に生きる仲間になって欲しいというメッセージを込めたゴールデンデスクを乗せて、どんどん太陽系を離れ、人間が作ったものとして、初めて星間空間という未知の世界に突入し、更に旅を続けている探査機ボイジャー。1号、2号と、双子のきょうだいの活躍と、それを地球上の人たちに教えてくれた博士や、いろんな人の経局によって、今の素敵な生活や、宇宙・科学への興味関心、知らないことを知ろうとするワクワク、自分の事も知ってもらいたい情熱など、いろんな影響が、今でもある。

小さな子どもの好奇心が、彼の人生を変え、社会を変え、世界を変えていく様子に感動した。
新鮮な気持ちで生涯を楽しく過ごした博士が、身近に感じられ、個人的に、心の中で弟子入りした。
博士のように生涯、ワクワクして生きていこうと思った。
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自信を持っておすすめしたい 蝶が人生を変えることがあるなんて   投稿日:2024/08/14
虫から環境を考える(2) 雑木林を飛ぶオオムラサキ
虫から環境を考える(2) 雑木林を飛ぶオオムラサキ 写真・文: 海野 和男
出版社: 偕成社
子どもの頃に見たオオムラサキに強い影響を受けた作者。長い年月の間に観察し、撮影した写真を通して、昆虫の生活と、雑木林や人間の生活の変化などを教えてくれる学習絵本。

2005年刊行。成虫(蝶)の姿が特に印象的だが、幼虫時代の姿も「勇壮」だと思った。赤ちゃん時代を終えると、頭に角が生え、脱皮をするごとに体も角も大きくなっていく。さなぎになる前には戦艦のような堂々たる体躯。大物になるだけあって、子ども時代から、特別な雰囲気があるように見えた。

雑木林の樹液に集まる虫の中でも、かなり大きな方だが、それでもスズメバチには遠慮する。とはいえ、生活が懸かっているので樹液を吸わないわけにもいかず、虫たちは怖い存在がいなくなったのを確認して、一斉にまた樹液にむらがるという。
著者が、虫たちをしっかり観察して、それぞれを尊重し、敬意をもって接してきたことが感じられる文章だ。

戦後、人間の生活がどんどん変わることで、雑木林が手入れされなくなり、そこに住む生き物たちに大きな影響を与えたという。人間も自然の一部で、お互いに影響しあっていることがわかった。
オオムラサキが作者に影響を与え、この本が読者に影響を与え、読者が自然に対して何らかの行動をする。
結局、人間は自然と関わらずにはいられないのだとわかった。

読み応えがあるので、大人にもおススメです。
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自信を持っておすすめしたい カッコいい!   投稿日:2024/07/23
虫から環境を考える(1) 湿地に生きるハッチョウトンボ
虫から環境を考える(1) 湿地に生きるハッチョウトンボ 監修: 海野 和男
写真・文: 水上 みさき

出版社: 偕成社
ハッチョウトンボの取材を通して、湿地や水辺、生き物のくらし、環境について書いた写真絵本。トンボや水辺の昆虫・生きものの写真が満載。

2005年刊行。隊長2センチ未満の小さいトンボが生きている様子を、撮影者(筆者)はどんな気持ちで見ていたのだろうか。
私はとても丁寧に、トンボを尊敬していたような気がしてならない。
普通の大きさのトンボと比べて、ずいぶん小さくて、危険も多く、生育地が減ってきたり、環境の変化で生き残るのが大変だ。しかし、このトンボを大切にしなければならないと思う人たちが協力して、保護地が作られた。人間の影響力の大きさを改めて知った。

生き物が豊かに暮らせる場所があちこちにあることは、本当に豊かだと思う。虫が生きられる環境と、虫もいきられない環境と、どっちがいいだろうか?

思い機材をもってハッチョウトンボの居る湿地に通って、丁寧に撮影を続けた筆者と、本書を出版してくれた人たちがいることで、私は「ハッチョウトンボ」という存在を知った。
そして、いろんなことを考えた。
人の活動は、人を良くして、環境も良くしていくものであって欲しいと思った。

大人が見ても素敵な絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 貝殻をもっていても「貝」ではない?!   投稿日:2024/07/23
貝のふしぎ発見記
貝のふしぎ発見記 作・写真: 武田 晋一
出版社: 少年写真新聞社
軟体動物の「貝」をいろいろ紹介してくれる図鑑のような絵本。

2022年刊行。海辺で見つけた不思議な生き物をきっかけに、会の仲間に興味を持った筆者が、いろんな種類の「貝」の特徴や生き方、住んでいる場所、人間との関わり、その他いろんな話と、たくさんの写真が楽しい。
図鑑とは違って、横長の絵本なので、寝そべって読めるのも魅力。本書は図鑑ではないのに、かなり専門的な内容もふくまれていて、生物学の分類で「軟体動物」とされているもののみを扱っている。「貝」のように見えるが「軟体動物」ではないものもあるが、素人は「貝殻」があれば、全部「貝」だと思う。
逆に「貝殻」がないが、「貝の仲間」に入れられるものもある。
ナメクジ、ウミウシ、タコ、イカ、クリオネ…
殻がない、あっても小さい・わかりにくいところに持っている、など。ずいぶんいろいろな形があって、ビックリ仰天。

「貝」というと、ゆっくりのんびり生きているイメージを持っていたが、意外とアクティブで、強暴な肉食の貝もあるし、水辺に棲んでいるのに水が嫌いで逃げ回っているというへそ曲がりの個性派もある。
生物の多様性。いろんな生き方があっても、水辺は誰でも住まわせてくれる。地球の懐の広さを感じた。

ただ見ているだけでも美しいので、ぼーっとしたい時に本を開くのもいいと思う。
不思議な生き物は、宇宙人のように思えてきて、地球の生活が愉快になる気がする。
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自信を持っておすすめしたい これ一冊では話は終わらないぞ!   投稿日:2024/07/23
かいけつゾロリ(34) かいけつゾロリとなぞのまほう少女
かいけつゾロリ(34) かいけつゾロリとなぞのまほう少女 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
魔法学校を抜け出してきた少女から聞かされた「魔法の杖」を手に入れようとあれこれ画策するうちに、伝説の三人の勇者・正義の味方にされてしまったゾロリ一家。
魔法の杖は手に入るのか?(前半)

2003年刊行。ページが少なくなってきたのに、話がまだまだ終わらないと思ったら、なんと「1冊じゃ書ききれなかったよ」と作者の「ごめんなさい」が最終ページに。
素直に謝ることができる、心の美しい大人である。

そしてお話は、セコくて汚い大人の事情が山盛りで、万能の杖を手にした物が、自らの欲望に支配されて堕落していく…という醜い争いが大展開。そんな世界も表現できる筆者の守備範囲の広さが素敵だ。

ゾロリの話は、基本的に子ど向けなので軽くて楽しい内容が多いはずだが、読んでいる私は単純明快に楽しむと当時に、ちょっと深読みして「人の心の病み・闇」を感じてしまったり、社会に対する意見としてとらえてみたりしている。
このお話も、巨大な権力を持った人間が、身の振り方を間違って、周囲を巻き込んで不幸になっていく様子を見てしまった。身の丈に合わない強力な道具や、強大な力を得てしまうと、わがままが爆発。なんてこったい。

さて、後半が楽しみだ。
毎度、いろんな展開で、話がジェットコースター並みにいろいろ急展開して飽きさせません。
巻頭、巻末に読者のお楽しみゲームやもろもろのサービスがあって、たっぷり楽しめる構造になっているのも嬉しい。
これでお値段900円(税別)ですって。
世の中を明るくするサービス価格ですよ。さすがっ!
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自信を持っておすすめしたい 世の中は、知らないことだらけだった   投稿日:2024/07/05
図解絵本 工事現場
図解絵本 工事現場 作: モリナガ・ヨウ
監修: 溝渕 利明

出版社: ポプラ社
鉄道や道路、ダム、工事で使う材料をつくる工場などの、現場を緻密なイラストで紹介する社会の本。

2016年刊行。
「モリナガ・ヨウの土木現場に行ってみた!」(アスペクト)を絵本として再構成・出版。工事現場の取材は2006〜2009年にかけて行われたもの。

工事の関係者しか入れない場所のことを事細かにイラストに描いてくれた。重機やいろんな工夫、材料、作業員向け便利グッズ、安全対策…この世の中は知らないことだらけだ。
例えば、海底のやわらかい土壌を改良する技術や、巨大なトンネルを効率よく掘る技術、周辺の環境に配慮した工事方法など、工事現場ではいろんな新しい方法を試していて、常に進化している。
取材は2006年〜9年ごろなので、2024年の現在では、もっとスゴイ技術ができているのだろうと思われる。

うちの近所や、行く先々で「工事」しているのだが、
ああいうところで働いている人たちのすごさや偉大さがわかる絵本。知らないと何気ない風景になってしまうけど、ちょっとでも関心をもつと、先人たちの素晴らしい技術や努力が形を成しており、子孫たちが豊かに幸せに、安心して暮らせるようにしてくれたと思えて、感謝する。

大人が見ても面白くてためになる絵本。
大きな画面で、ゆっくりじっくり味わいたい。
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自信を持っておすすめしたい これを読むと石の個性が見えてくる   投稿日:2024/07/05
石はなにからできている?
石はなにからできている? 文: 西村 寿雄
写真: 武田 晋一
構成: ボコヤマ クリタ

出版社: 岩崎書店
河原で拾えるような、身近な石の、性質や名前などを紹介する科学絵本。

2018年刊行。
最初に石の写真があって、「つぶが見える」「つぶがみえない」などの簡単な特徴が書かれている。読み進めていくと、最後に名前や種類などの詳しいプロフィールがわかる。
最初に名前を言わないので、先入観がなく、「なんだろう?」と興味を持って見られる。読者に参加してもらい、一緒に考えてみる工夫がしてあり、ぼ〜っと見ているだけで終わらない絵本。

良く見ると、色も、個性的であるし、質感もざらざらしていそうだったり、つるつるしているのが感じられたり、いろんな個性が伝わる。最後には、素人もわかりやすいように、しっかりと整理された情報、図がまとめてあり、自然と頭に入る。
石とは、なんでも同じもののように見えてしまっていたが、こんなに個性が違っているなんて、面白い。
道端の石も、河原や田んぼにあるものも、何かの名前がついていそうで、観察が楽しくなる。

こういう絵本は、人生に潤いをもたらしてくれる。
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