山中伸弥教授のノーベル賞(医学生理学賞)受賞でも注目されている生命科学。生命体に共通のDNAの働きや人間の遺伝子情報(ヒトゲノム)が解明されたことにより、生命をとりまく科学技術(バイオテクノロジー)が急速に進歩しています。本書では、生命とは何かという問いからスタートし、DNAの構造や働き、iP細胞による再生医療、遺伝子組み換え技術など、生命科学の最先端をやさしく解説します。また、可能となった技術が、生命倫理の面で問題ないのかというテーマについてもふれています。 [第1章]生命とは何か?……命の誕生/生物と無生物のちがい/解明されたヒトゲノム/DNAの構造 他 [第2章]生命科学の最前線……遺伝子と病気/オーダーメイド医療/iP細胞と再生医療/遺伝子組み換え技術/バイオメトリクス 他 [第3章]生命科学の可能性と課題……バイオエネルギー/食料危機/生命倫理/自然の摂理/生命観と死生観 他
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