森に住んでいるまっしろな鹿は、ちっちゃな小屋に住んでいるおじいさんになついていた。ところが、おっかない猟師が森へ入ってきて…。ラトビアの民話をもとにした物語。日本語・ラトビア語・英語の3か国語訳付き。
森で白鹿と白髪老人の不思議な生活が、一人の猟師によって壊される話。
深みのある絵で、様々に想像力を掻き立てられながら、猟師と老人の戦いの末に救いがあるのかと思ったら、哀しい結末で、ちょっと心の置き所のないお話でした。
鹿は魔法をかけられたお姫様。
魔法が解けて、森はお城に変わるのだけれど、お姫様の姿に戻っても死んでしまっては…。
この物語の続きが絶対あるはず。
解説にもそうありました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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