めいちゃんはごっこ遊びが大好き。
おねえちゃんと一緒に遊びたくて、帰ってくるのを待っていました。
でも、おねえちゃんは今日は本が読みたいんだそう。
1人でごっこ遊びするもん、と拗ねためいちゃんの元に、ぴょこっ ぴょこん!とやってきたのは、「みーみ」と「ひーひ」。
白くてかわいくて、そっくりな姿をしたみーみとひーひは、めいちゃんと一緒にごっこ遊びをはじめました。
めいちゃんは先生役、みーみとひーひとぬいぐるみたちは生徒役です。
楽しいごっこ遊びをしていためいちゃんたち。
ところが、みーみとひーひは、いちごの取り合いでケンカになってしまいます。
仲裁に入る先生役のめいちゃん。
くすぐりっこで仲直りさせる作戦です。
めいちゃんがくすぐると、笑い出すひーひ。
めいちゃんはみーみにもこちょこちょしました。
すると……。
「ひゃあ! めいちゃん!
やめて! くすぐったい!」
んん?
この声はもしや・・・?
みーみとひーひの正体はいったい誰なのか、それは、絵本読んでのお楽しみです。
作者の秋乃紅葉さんは、レトロなものが大好きなのだそう。
「みーみとひーひ」にも昭和レトロなカラフルでかわいい小物やインテリアがいっぱい。
昭和生まれの人にとって、懐かしい気持ちになれる秋乃さんの絵は、今の子どもたちにどんな風に映るのか気になります。
読み終わった後は、みーみとひーひの歌や工作で遊んでみてくださいね。
(近野明日花 絵本ナビライター)
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